※姫の話です。マイナスなことは言わないように心がけてますが、個人的意見を述べてますので読む方注意。不快になってもここは私のブログだから責任持たんぞ♡あと、ネタバレもしてるのでそこもお気をつけください。
タイトルの通り、今更夜叉姫のコミカライズを一気読みしたんです。
アニメはリアルタイムで観てはいたんだけど、伏線とかがうまく回収しきれないで終わった気がしたので、その点コミカライズは伏線のみならずキャラクターの心情も繊細に描かれていて、今思うともっと早く読んでおけば良かったなと思ってます。
原作や完結編が大団円で終わったからこそ、犬夜叉の続きを正直イメージできずに長年いたので、それこそ「あれから」を当時サンデーで読んだ時は飛び跳ねるほど嬉しかった反面、展開としてはそうなるだろうなと思った部分もありました。むしろ安心して読めたというか、留美子先生本当にありがとうございますというポジティブな気持ちでいっぱいだったってことですよ！
私はキャラクターとして「犬夜叉」が最も好きなので、彼が苦労してようやく掴んだ幸せは、悪い妖怪が来たりして一時的に侵されることがあっても、長年、それも生活や人生が変わるほどの変化は無い＝(作品が終わったのだから)見えない、という前提が自分の中にありました。
だから14年間も安否不明という設定は自分的にすごく衝撃的だったわけで、それが夜叉姫のストーリーの根管部分を担っているのがどうにも納得できなかった。上からでほんとすまん…。
さっき書いた生活や人生というのは、かごめと夫婦になりいつかは子どもが出来て穏やかに暮らしているという環境でして、それが担保されない世界線が具現化されたものが夜叉姫だなと個人的に思ったわけです。
正直犬夜叉とかごめの間の子どものことや子育てしてる姿も一切妄想してなかったので、個人的には留美子先生がキャラデザしたもろはが見れてラッキーって感じでした。ありがとう！
ただ、繰り返しになるけど私は「犬夜叉」というキャラクターが大好きで、彼がこれから幸せに生きているであろう世界に思いを馳せていたので、「おおん？」とアニメが終わった今も心が燻ってることがありまして。
でもね、ぶっちゃけそこよりも気になるのはやはりアニメストーリーの料理方法がうまくいかなかったと思われる部分かな。
それこそ原作とアニメがズレるのは今でこそ解消されるようになってるけど昔は当たり前だったし、アニメ会社が作ったストーリーで犬夜叉以外の作品で好きな推しが不幸な世界で幕閉じたり、なんだったら(主人公なのに)死んだりは昔から味わってきたので、むしろ犬夜叉はまだマシなのでは？と思ってるところがあるのと、悲惨な展開になっても「この原作でこんな世界を作りたい」と思ってちゃんとかたちになったものは一視聴者的に面白いって思えてきたんです。
夜叉姫も一期の頃は伏線が貼られまくってたので今後面白くなるのでは？と期待してたのですが、消化不良で終わった気がして。さらに主人公やヒロイン達の不遇な環境がやっぱりどうしても受け入れられず…。「あれ、自分ってこんなに心狭かったっけ？」と大人になった自分の感受性を疑ったくらいでした(重症)
まあそんなこんなでコミカライズにも手が出せなかったんですが、評判が良いことはちらほら聞いていたので満を辞して購入しました。
私「…椎名先生の描く犬夜叉、かっこよすぎんか？」-Fin.-
ごめんなさい、嘘です、いやほんとですwww
めっちゃかっこよかった！！！だけでなく！
ストーリーもやはりとても引き込まれました。ちゃんと伏線回収してるし、ギャグなのかな？とアニメ観てた時に思った敵キャラもちゃんと役割が確立されてて、感情移入ができる。
留美子先生の犬夜叉らしいかと言われたらそれはNOですが、「椎名先生が描く犬夜叉の続編」として読むのはかなり面白いです。
あと、自分的にポジティブになれたのはとわを好きになれたこと。
アニメの時は彼女が主人公ポジでありながら、浮いてるように見えたんですよね。成長してるのかよくわからなかったのと、一期と二期でキャラ変わった？って思うくらい性格がグラグラしたように感じたからかもしれない。
コミカライズでは、とわが姉らしい所作をしていても違和感がない。同じように、せつなやもろはもとても共感しやすくなっていて、これはひとえに椎名先生の表現力だなと。
丸様はリーディングシュタイナーが発動してるんですね(シュタゲ知ってる人しか伝わらない話)。
世界線に関する伏線は今後描かれていくんだろうけど、個人的に丸様は意外と短気だから1ループしただけで世界線変える答えに辿り着きそうな気がしつつ、1400年耐えられるのも丸様しかいないよなとアンビバレンスな心情です。まあ確実に犬夜叉は無理だろうなと思う。犬夜叉自身が絶望しないように描かれてるのはほんと救いだよなぁ(モンペ)。
夜叉姫のアニメが始まる前に出てたキャッチコピーで「未来を変えろ。」って言葉があって、アニメを観ながら当時は「きっとシュタインズゲートを目指す話なんだろうなぁ」(シュタゲ知ってる人しか分からない話。しかも微妙に違う笑)とか予想してたので、コミカライズは幸せな世界線に辿り着いて、子育てもできるようになるんじゃないかと勝手に想像してます。
そうなると世界線漂流してきた人の記憶やその中で出会った人の想いはどうなるんだ〜とか考えるとシュタゲ観たくなるのでみんな観て←
※宣伝ではありません。
Twitterやってた頃はネット上とはいえ公衆の面前なので作品を愛する人の思いを考えたら自分の気持ちを呟くのは控えてたんですが、コミカライズ読んでちょっぴり前向きになれたのでちょっとブログに綴ってみました。
まあ欲を言えば"原作の世界線"で、映画で続き作られたり、リメイクならめっちゃ喜ぶんですがね。おばあちゃんになっても犬夜叉は好きだと思うので、未来に期待します。
最後にもう少しだけ。犬かご、弥珊、殺りんとカップリングが(BLも含め)大好きなんですが、二次創作以外の媒体でそれをあまり感じたくないって思う天邪鬼は私です。原作以上のイチャイチャは、うーん、なんだろ、スンってなっちゃう笑
ファンサ的なものは(されてないと思うけど)大丈夫ですってなっちゃうので、椎名先生はSNSの声あまり見てほしくないなぁ。今はどうだか知らないけど、すごく気を遣われてるように思った時があったのでね。
